「カスタム辞書」をより柔軟に共有できるようアップデートしました
2024年11月6日、以下の内容で文賢をアップデートいたしました。
オーナー辞書/ユーザー辞書を廃止し、「辞書ストック」の仕組みを追加
同一オーナー下のアカウント全体を「組織」と定義し、組織内のユーザー(※)であれば、組織の「辞書ストック」からカスタム辞書を作成できるようにいたしました。
(※後述する「カスタム辞書作成権限」の付与が必要です)
上記の場合、初期3つの辞書ストックのうち、2つを使用している状態。
※1人のアカウントが、複数のカスタム辞書を作成して所有者になることも可能です。
これにより、以前はオーナーしか新たなカスタム辞書を作成することができなかったのが、より柔軟に組織内で辞書を作成・共有できるようになりました。
「2024年11月5日以前に作成されたアカウント」が所有するカスタム辞書について
2024年11月5日以前に作成されたアカウントには、自身が所有者のカスタム辞書が自動的に1つ付与されています。
このカスタム辞書は使い続けることができますが、組織の辞書ストック数にカウントされず、削除しても組織の辞書ストックが増えることはありません。
※上記表示がある辞書は、2024年11月5日以前に作成済みの「ユーザーのカスタム辞書」です。
ユーザー/準管理者に「カスタム辞書作成権限」を付与する機能を追加
オーナーが「カスタム辞書作成権限」を付与したアカウントであれば「辞書ストック」からカスタム辞書を作成できるようになりました。
辞書を作成したアカウントが、そのカスタム辞書の所有者となります。
※現時点ではカスタム辞書の所有権を他のアカウントに譲渡することはできません。
今後のアップデートにて対応予定です。
カスタム辞書を組織外の文賢アカウントへ共有することが可能に
組織外のアカウント(他の文賢オーナーや、別オーナー下のユーザー)にもカスタム辞書を共有できるようになりました。
同時に、「組織外アカウントへの共有許可」「新規カスタム辞書への複製許可」機能を実装し、“不必要に組織外へ辞書を共有したくない”、“複製されたくない”といったケースにも対応しています。
辞書共有時の権限に「閲覧権限」を追加
辞書を共有できる範囲が広がったことに伴い、アカウントに対する辞書の共有権限をより詳細に設定できるよう、「閲覧権限」を追加いたしました。
(※v7.3.0以前に共有済みのアカウントには、もれなく閲覧権限が付与されています)
「閲覧権限」以上の権限のないアカウントの場合、共有された辞書を文章チェックに使用できますが、以下の画像のように、辞書の中身(一覧)の確認はできません。
これは例えば、“辞書を共有して文章チェックに使ってほしいが、組織外アカウントのため辞書の中身(一覧)までは見せたくない”といった場合に活用できます。
組織のカスタム辞書一覧画面を実装
現在、組織内にどれだけのカスタム辞書があり、誰が所有者になっているかの一覧を表示できます。
「組織のカスタム辞書一覧」画面は、オーナーまたは「カスタム辞書作成権限」を付与したアカウントであれば表示できます。
「オーナー辞書拡張オプション」を「辞書ストック追加オプション」に名称変更
前述のとおり、オーナー辞書/ユーザー辞書を廃止し、組織の辞書ストックを使用する仕組みとなったため、オプション商品の名称も合わせて変更いたしました。
その他UI/UXの改善
その他、ツール内の各ボタンやメッセージのUI/UXを改善いたしました。
組織内でのカスタム辞書の共有時に、アカウント一覧から選択できるよう改善
v7.3.0より前は、カスタム辞書の共有時にメールアドレスでの指定しかできず、使いにくかった点を改善いたしました。
※組織外の文賢アカウントへの共有の場合は、メールアドレスでの指定が必要です。
オーナーや準管理者権限でなくとも自身のユーザー名を変更可能に
オーナーや準管理者権限ではない場合、自身ではユーザー名を変更できませんでしたが、より柔軟に運用できるよう変更いたしました。
その他、軽微な不具合の改修や、読込速度の改善をおこないました。
今後どのような機能が追加されていくかは、「文賢」辞書&開発チームの裏側で公開しています。
(スケジュールや内容は随時、追加・変更・中止となる場合がありますのでご了承ください)
引き続き、文賢を何卒よろしくお願いいたします。
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